令和三年度文化講演会開催
「民俗学を楽しむ」粕渕宏昭氏
ご講演を聴講して
日野町文化協会 副会長 福永 保
令和3年10月30日、わたむきホール虹ふれあいホールにて、蠅とりや鼠とり、面子などの懐かしい民具を書写カメラで映し出し、その変遷を解説して頂きました。人間が長い歴史の中で、知恵と工夫により改良してきた様子をユーモアも交えながら、民俗学を分かりやすく説明され、会場は和らいだ空気に包まれました。
また粕渕氏は若い頃、子ども達に歌ってもらえるような童謡を一曲でも作れたらという思いから、有名童謡作詞家である細川雄太郎氏に一通の手紙を出した事で繋がりができ、その夢を叶えられたと言われます。日野少年少女合唱団の歌う「あの子はたあれ」などの童謡を聴きながら、日野に住んでいることを改めて誇りに感じる一日となりました。このような先人の功績や日野菜など日野の特産品をもっと顕彰すべきではないかとのご提言もいただき、今後の励みとしたいとの思いを強くしました。